薬の飲み合わせは危険?漢方薬摂取の前に気を付けたいこと。

漢方コラム

漢方薬は、飲み方によっては、危険な状態になる可能性があることをご存知でしょうか?
それは、複数の薬の飲み合わせによって引き起こされます。
そこで今回は、複数の漢方薬の飲み合わせ方によって引き起こされる効果と対処方法についてご紹介していきます。

 

□複数の薬の飲み合わせ方によって現れる効果

漢方薬は、市販の薬や複数の病院に処方された、複数のものを組み合わせて飲むことで、薬の効果が出にくい、または予想外に強い効果が現れる場合があります。
それは「相互作用」といい、薬に含まれる成分がお互いに反応しあうためです。
相互作用によっては、体調悪化、最悪の場合命に関わる場合があります。
それでは、相互作用について詳しくご説明していきます。

 

*漢方薬の効果がなくなる場合

反対の作用を持つ薬を一緒に摂取することで、お互いの作用が無効化される場合があります。
例えば、イブプロフェンのような抗炎症の効果がある薬と利尿薬を一緒に使用すると、利尿作用がなくなる可能性があります。
このように、薬の効果が弱まることで病気の進行が促進されてしまう場合があるので注意しましょう。

 

*漢方薬の効果が予想以上に強い場合

作用が似ている薬を摂取することで、効果が強まる場合があります。
その場合、体調悪化または胃腸障害を起こしかねません。
漢方薬に含まれる「麻黄」は、市販の咳止めに含まれるエフェドリンという成分と同じ効果があります。
一緒に摂取してしまうと、血液濃度が高まり心臓に大きな負担がかかってしまいます。

 

□対処方法

*市販で薬を購入する場合

日常的に摂取する薬がある場合は、その薬の成分を把握するようにしましょう。
そうすることで、薬を購入する際、相互作用を避けることができます。

 

*異なる病院に通う場合

まず大切なのは、担当医師に使用している薬を伝えるようにすることです。
また、一緒に飲んではいけない薬を聞くことで、相互作用を避けることができます。

 

□まとめ

今回は、薬の飲み合わせ方による効果と対処方法についてご紹介しました。
漢方薬と一緒にほかの薬を摂取する場合は、危険な場合がありますので気を付けるようにしましょう。
また、体の健康のために、漢方薬のご利用を考えてみませんか?
当店では、「症状」と「体質」に基づき、お客様一人一人に最適な漢方薬をお作りします。
ご相談がある方はぜひ、お気楽にお問い合わせください。