血瘀(瘀血)を考えてみた。
最近の相談の中で、血瘀証の方が多いなと感じています。
そこで、中医学でいわれる血瘀証とは何ぞやと思う方も多いと思いますので、紹介していきたいと思います。
「中医症候鑑別診断学 血瘀証」には、血行不暢でひどい場合は、停滞凝集することとあります。
実際に、相談を受ける中で、血行不暢というのは、広義の意味の血虛や気虚でもおこります。患者さんも血瘀の血行不暢と気虚や血虛の血行不暢とは何が違うの??となりやすいところです。
「血行不暢=停滞凝集」ではなく、「血行不暢が続くと停滞凝集になる」と言うことがPointです。
中医学で言われる、血虚血瘀・気滞血瘀・気虚血瘀・血熱血瘀・血寒血瘀の意味は、血虛/気滞/気虚/血熱/血寒/による血行不暢により停滞凝集結となったということです。(これらについてはまた別の記事で詳しく書きますので、そちらをご覧下さい。)
血瘀証の鑑別として、刺痛(針で刺されたような痛み)や口唇青紫、面色漆黒、女性ですと痛経、経血色紫、生理時に暗紅色や黒の塊がおりるなどがあります。
活血化瘀、破血行瘀、活血祛瘀プラス疏肝通絡、滋陰養血なども配合された漢方薬が適応となります。
適応とされる漢方薬は沢山ありますので、服用をお考えの方はお一人で抱えないで是非お声がけ下さいね。