漢方薬の味について

漢方コラム

漢方薬は苦いというイメージをもたれている方は少なくないと思います。

苦いイメージがあり、敬遠されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「苦味」というものにもきちんと役割があります。

東洋医学(漢方医学)において苦味とは、
心(心臓など)に入る、カラダの熱を冷ます(清す)、
湿(余分な過剰水分)を乾かす、血を止め、解毒する、という役割があります。

つまり、苦味は、
余分な熱や水分を解毒してくれるデトックスな働きを持つ味なのです。

余分なものを摂取する現代において、
実は苦味はとっても必要な味なんです。

この味が必要不可欠な漢方処方もたくさんあります。
しかしこの苦味を取りすぎると、
胃腸に負担をかけすぎたり、冷えすぎたり、乾燥しやすかったりします。
また、漢方薬の全てが苦いわけではありません。

漢方薬は5つの味(+渋味)によって構成されているともいえます。

この味によって効能が違うのです。
最初は慣れない味で苦く感じたり、辛く感じたり、渋く感じたりすることがあるかと思いますが、
すぐに慣れてくることが多いです。

それに加えて、自分の体質にあった漢方薬は不思議なくらい美味しかったり、
味わい深いもので、まさに「五臓六腑にしみわたる」なのです。