食欲がありすぎるのは体からの警告

漢方コラム

食べ物のおいしい季節だから、
最近ついついご飯を食べすぎてしまう、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、食欲がありすぎるのは、体からの警告なのかもしれません。

そこで今回は、食欲がありすぎる状態の4つの原因を紹介します。

1つめの原因は、睡眠不足です。

意外かもしれませんが、睡眠不足は食欲を増進させることがあります。

睡眠不足になると、
食欲を抑えるレプチンというホルモンが減少してしまうのです。

それだけでなく、食欲を増進させるホルモンであるグレリンが
増加してしまうのです。

2つめの原因は、胃炎や軽度の胃潰瘍など胃の不調です。

軽度の胃潰瘍の場合ですと、
胃液の酸度が増すため、食欲がわいて大食いになります。

このときに食べ続けてしまうと、
ますます酸度が増し、胃潰瘍が悪化してしまいます。

3つめの原因は、糖尿病です。

糖尿病の初期症状には
口が乾く、尿の量が多い、喉が異常に乾くなどの他に、
食欲が異常に強くなるというものがあります。

特に、甘いものに対する食欲が増進します。

4つめの原因は、精神的な要因です。

過剰なストレスなどの精神的な状態の影響として、
食欲が増進している可能性があります。

精神的に弱っていると
食が細くなるというイメージがつきがちですが、
その反対の場合もあるのです。

特に、炭水化物への欲求が高まる傾向があります。

このように食欲がありすぎるのは、体からのシグナルかもしれません。