のどの異物感に効く漢方とは
のどに何かつっかえたような違和感が…。
そう思って内科の先生に診てもらったけど、異常はないと言われる。
そんなときは咽頭神経症を疑うべきかもしれません。
そこで今回は、咽頭神経症に効く漢方についての記事です。
漢方の世界では、咽頭神経症は「梅核気(ばいかくき)」と称されます。
原因は、まだ完璧には解明されていません。
ですが、精神的なストレスによるものではないか
という見解が一般的です。
一概には言えませんが、そんな梅核気に効く漢方として代表的なモノが
「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」という漢方です。
半夏、厚朴、茯苓、蘇葉、生姜の5つの生薬によって
作られる漢方です。
のどの異物感の他にも、うつ病や、つわり、咳、動悸、めまいなど
様々な症状に有用です。
咽頭神経症には、半夏厚朴湯だけでなく、
「桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」が
有効である場合もあります。
桂皮、竜骨、牡丹、芍薬、甘草、大棗、生姜7つの制約によって
作られる漢方です。
夜尿症や不眠症、神経質やパニック症状にも効くとされています。
一言に咽頭神経症に効く漢方と言っても、
患者さんのその時々の病態により、
多くのケースが存在します。
きちんと専門家に相談して、自分にぴったりの漢方を処方してもらうようにしましょう。