漢方薬の選び方

漢方コラム

たくさんある漢方薬の中から自分にあったものを選ぶ際には、
漢方の勉強を専門に勉強し研鑽しているところがお勧めです。

漢方薬の選薬で大切なことは、
症状よりも体質に合わせることが重要ということです。

つい人は症状を優先して薬を選び勝ちになってしまいますよね。

しかしながら、西洋医学の薬とは違い、漢方薬は病気や症状そのものに働きかけるのではなく、その元となる体本来の機能を高めて、その結果症状を緩和、改善するというものです。

その中から自分の体質・生活習慣・症状にあったものを探していくのが通常です。

平素の状態を考えずに症状だけで選ぶと、逆に困ってしまうこともあります。例えば風邪を引いて汗をかかせる漢方薬を服用したとします。しかしこの汗を多量にかかせすぎてしまうと亡陽(陽気の不足)がおきて風邪症状は良くなっても体が怠くなってしまいます。

漢方薬の処方の際に現状を把握するためお話をお伺いします。これによりその方にどのベクトルの漢方薬を選薬するか考えることが出来ます。

虚証(正気の不足など)と実症(風邪などの症状など)に分けられるのです。

自分の症状が虚証なのか実症なのか、
漢方を専門に勉強し研鑽しているがいるところで話をして薬を選薬してもらうのが良いでしょう。