二日酔いにも漢方薬!?
二十歳を越えたり社会人になると、人付き合いによりお酒を飲む場も増えます。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとされています。
ただし、お酒の適量というのは、個人差があるため一概には言うことはできません。
つい、お酒をたくさんのんで二日酔いになってしまい、次の日の大事な用事を休んでしまったことのある方もいらっしゃることでしょう。
なるべくお酒で次の日に二日酔いになることは避けたいですし、お酒は楽しくのみたいものです。
それでは、もしお酒をのんでしまったときにはどのような対策をとることができるでしょうか?
なんと二日酔いにも「漢方」が効果を発揮するのです。
漢方の中でも「五苓散(ごれいさん)」という種類の漢方があります。
五苓散には「沢瀉(たくしゃ)」「茯苓(ぶくりょう)」「猪苓(ちょれい)」「白朮(びゃくじゅつ)」「桂枝(けいし)」という五つの生薬が含まれています。
5種類の生薬がふくまれるので”五”苓散と呼ばれるのです。
漢方は「食前」もしくは「食間(空腹時)」に飲むものが多いです。
しかし、五苓散(ごれいさん)は「食前」に飲むことで効果がしっかりとでます。
もし飲み会で、お酒をたくさんのむことがわかっているならば、ぜひとも二日酔い対策として五苓散(ごれいさん)を飲んでおきたいものです。