漢方医学と西洋医学の融合
日本で医学と言えば大きな二つの流れがあります。
それは、東洋医学と西洋医学です。
これら二つははっきりと区分けされています。
では、いったいどんな違いがあるのでしょうか、そして両立・融合は可能なのでしょうか。
結論から言えば、この二つの融合は可能で、実際にそういった治療を行っていることが多いようです。
なぜならば、この二つは患者を治すという根本は同じだからです。
では何が違うのか。
この二つの大きな違いは、考え方にあります。
漢方は身体の調子を整え、治癒力を上げることで病気を治すのに対し、西洋医学は症状を鎮め、原因を取り除くことに注力しているのです。
これは、片方がより良いということではありません。
漢方は複数の症状に効き、西洋医学はピンポイントなので使い分けられるということにもなるのです。
原因が不明な場合は漢方から入り、原因がはっきり分かる場合には西洋医学による投薬、処置を行うといった両立も可能ですし、併用して使うことで体質そのものを改善して症状を和らげつつ原因を取り除く、と言ったこともあります。
漢方と西洋医学。
自然と科学の融合で治療の幅が広がることは、様々な病気の治癒に役に立っているのです。