漢方薬の基礎知識〜保険適用のもの〜

漢方コラム

漢方薬というと即効性の薄い免疫力向上のための医薬部外品のイメージが強いですが、その効力そのものが認められていないわけではありません。即効性の高い西洋薬が保険適用率が高いのでそう思われがちですが、毒を持って毒を制す方法よりも体が持っている免疫力を向上させる漢方薬は副作用が低いことからも注目を集めています。

医師の診断のもとその効果を期待し処方される場合保険が適用されることがあります。医療用エキス製剤や煎じ薬などがその対象になることもあります。つまり、常用できる葛根湯でさえ保険適用の可能性が大いにあるのですが、美容用は適用外とされています。医療目的のみ保険適用の可能性があるといえるのです。つまり治療が必要であると診断されることが重要といえるのです。

漢方薬をドラッグストアや薬局で購入すると当然保険は適用されません。病院へ行き的確な漢方薬を処方してもらうことにより自身の持っている免疫力を高めた治療が勧められるといえます。西洋薬がアレルギーなどで使用できない人も漢方で治療を続けていくことが可能となるので、さまざまな可能性が秘められた薬といえます。