神奈川県の漢方薬局が簡単解説!脈でわかるあなたの健康状態!

漢方コラム

漢方には「脈診」という診察方法があります。

これは文字通り、患者さんの脈に触れてその状態を判断するというものです。

今回はこの脈診を利用して、あなたの現在の健康状態をはかる方法についてお話しいたします。

 

■脈診のとり方

まず座るか仰向けに寝るかして、心臓と腕を同じ高さにします。

その状態で手首の外側(とう骨動脈)を人差し指・中指・薬指で押さえます。

健康な脈は、脈にふれる強さを変えても脈がとれる、脈の速度が適切、リズムが一定、脈が滑らか、薬指の部位(尺部)の脈が有力、の5つの要素がそろっています。

この脈は体質や精神状態、生理などによって左右されます。

 

■脈診で判断できる症状

ここからは、この脈診で判断できる症状について解説していきます。

・風邪の初期症状

軽く脈を押さえるだけで脈をとることができますが、強く押さえると脈がとりにくくなるので注意しましょう。

この状態を「浮脈」と言うのですが、寒気を伴う風邪でしたら、この浮脈でも緊張した力強い脈になります。

・妊娠

滑脈というなめらかで玉が転がるような脈をしています。

脈拍も早めで、妊娠初期が一番わかりやすいといいます。

・こどもの産み分け

左右の尺部の脈の力強さで、生まれるこどもの性別がわかるという話もあります。

左が強ければ男の子、右が強ければ女の子だそうです。

この明確な理論は定かではないので、話のネタ程度にやってみてください。

 

いかがでしたか?
ご自身の脈をはかって、試してみてください。