神奈川県の漢方薬局が簡単解説!そもそも漢方って何?

漢方コラム

「漢方」という言葉は知っていても、「漢方って何?」と聞かれるとうまく答えられない方は多いのではないでしょうか?

そこで、今回は漢方についてお話しいたします。

 

■漢方って?

「漢方」は日本での中国伝統医学の呼び名です。

中国伝統医学は奈良時代に日本に伝来し、それから日本の風土に合わせて独自の発展を遂げて、今の「漢方」が出来上がりました。

漢方薬を用いる治療だけが漢方医学と思っていらっしゃる方も多いですが、実は鍼灸も漢方医学の仲間に入ります。

そして、その漢方医学で使用する薬が、漢方薬です。

特に中国医学の古典(『傷寒論』や『金匱要略』など)に載っているものを漢方薬と呼んでいます。

 

■日本における漢方薬の歴史

漢方薬は奈良時代に鑑真によって日本にもたらされ、時間をかけて日本人にあった漢方医学へと発展していきました。

最初のころは階級の高い人たちだけが用いていましたが、室町時代以降には一般人へも広がりを見せました。

江戸時代に吉益南涯という人が発表した「気血水論」という考え方は、現在でも日本漢方の基礎となっています。

明治時代には政府の政策によって漢方医学を排除しようとする試みもありましたが、昭和に入って再び漢方医学が復活しました。

そして現在にいたるまで、漢方薬は人々に広く使われています。

 

いかがでしたか?
日本人に適した漢方をぜひ取り入れてみてください!