漢方薬にも味がある!その味と効果の関係性を簡単解説!

漢方コラム

漢方薬の味というと、みなさん苦くてまずいイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?

確かに苦い漢方薬もありますが、すべてがそうではありません。

中には甘いものや酸っぱいもの、辛いものもあります。

そして、この味でその漢方薬の効果がわかるのです。

今回は、そんな漢方薬の味と効果の関係性についてお話しいたします。

 

・味と効果の関係

漢方薬にも様々な味があります。

それぞれの味と効果の関係性は以下の通りです。

酸味 – 収縮させる、収める
苦味 – 下に降ろす、乾燥させる
甘味 – 補って養う、緊張を緩和させる
辛味 – 汗を出す、上昇させる、停滞しているものを動かす
鹹味(塩辛い味) – 降ろす、軟らかくする

 

・漢方を使用するときの注意点

それぞれの味で薬効が異なるとはいっても、やはり苦いものより甘いほうがいいですよね。

そう感じるのも、この薬効から説明できます。

しかし苦いものは排出を促して乾燥させる効果があるため、あまり摂取しすぎると体に必要なものまで体外へ排出してしまいます。

それを避けるためにも、私たちは普段苦いものをあまり好まないようになっています。

ですが、体内に余計なものが溜まっていて排出が必要な時に苦いものを摂取すると、それほど嫌な感じはしません。

それは、体が排出することを欲しているからです。

 

いかがでしたか?
漢方薬を服用するときは、その味にも注目してみてください!