外からじゃ意味がない!? 漢方で内からニキビを治そう!中編
前回の記事では、ニキビがどのようにして生じるのか解説しました。
今回の記事ではニキビに対する西洋医学的な治療法を解説し、なぜそれがいまいち効果が現れないのかを説明していきたいと思います!
ニキビの西洋医学的な治療は主に6つあります。
1.抗菌薬(抗生物質)の服用
・細菌を殺傷できるのでアクネ菌を一掃し、炎症を止める
2.非ステロイド系抗炎症外用剤や抗菌薬クリームの塗布
・同じく炎症を止める
3.ケミカルピーリング
・皮膚の一番外側を薬剤ではがし、新しい皮膚の再生を促す治療
4.ビタミンCの服用
・ビタミンCは強い抗酸化作用や、免疫力向上効果があり、肌細胞はもちろん、身体全体の老化も予防可能
・シミや色素沈着を防いだり、肌を美白にしてくれる
5.トレチノイン治療
・ビタミンAの誘導体で角質をはがし、新しい皮膚の再生を促す治療
6.圧出
・皮脂を専用の器具で押し出す治療
一見どれも効果がありそうですよね。
しかし、いずれもニキビを完治させる治療とは言い切れないのが現状です。
抗菌薬の長期投与によって抗菌薬に強い耐性菌が出来てしまったり、カンジダなどの菌(口腔や膣に強い痒みや不快感をもたらす)に感染しやすくなります。
また、一時的に改善されても、ニキビになりやすい体質は改善していないので、再発を繰り返す可能性も少なくありません。
いかがでしたか?
西洋医学のニキビ治療は表面的なもので、かつ副作用も懸念されます。次回は漢方での効果的な治療法を紹介していきます!