漢方の基礎知識!! 漢方における健康の考え方とは!!

漢方コラム

近年需要が増えている漢方の概念とは漢方の基礎は気、血、津液、精の4つで構成されています。

気とは中国哲学で宇宙の力を対極と呼び、対極には物質性が低く運動性が高いものを陽とし物質性が高く運動性の低いもの陰として分類され体中は気によって支えられています。

そして血と津液というのは体中を巡る液体のことです。血は血液に近い物質でありこの物質が体中を巡ることで栄養を送るだけでなく精神活動を支える物質とされるため不足すると不眠不安健忘などの症状が表るのです。

津液は血以外の体中を巡る液体全般を指し、消化された食べ物の水分が小腸や大腸から吸収されて作り出されます。

そして全身を巡る津液は全身に栄養を送るだけでなく、体の中で不要になった液体や毒を巻き込んで腎臓に送り排出する流れを作り出します。

精は血や津液によって生み出された集合体という考えであり、この集合体を日々消費し続けることによって成長と生殖をつかさどります。

これらの4つに要素は常に消費するものではありますが、漢方は量ではなく少量でも強い効果が出るように質を重視しているのです。

そのため量と質における気、血、津液、精の充実し、この4つが問題なく体を巡っている状態が健全な状態であることを指します。

この4つが問題なく体を巡っている状態の一つでも欠けたら体に不具合が出るので、そこで自然天然の産物である漢方を取り込んで元の状態に戻すことで健康にするのです。