漢方の考え方、陽証と陰証が何なのかについて解説

漢方コラム

漢方に興味がある方なら「陽証」と「陰証」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
「聞いたことはあるけどよくわからない」という方にも、初めて聞くという方にもお分かりいただけるように、今回は陽証と陰証についてご紹介したいと思います。

□陽証と陰証とは
漢方医学において陰証と陽証というのは、様々な有害物質が我々の体内に侵入してきたときに現れる変化の事を指します。
また、病期は陽から陰の症状へ進行していき、それに伴って悪化し、死に至ると考えられています。

*陽証
陽というのは「激しく、活力が高まっている様子」のことを指します。
症状としては以下のようなものがあります。

・ほてり
・発熱
・気分高揚

陽の治療には、石膏や黄連のような冷やす生薬を処方します。

*陰証
陰というのは「もの静かで、活力が低下している状態」のことを指します。
症状としては以下のようなものがあります。

・手足の冷え
・寒気

陰の治療には、乾姜や人参のような温める生薬を処方します。

□さいごに
いかがでしたか。
今回は陽証と陰証についてご紹介しました。
陽と陰は漢方医学においてとても重要な概念です。

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