漢方で改善、自律神経の失調の原因と解決法について

漢方コラム

季節の変わり目や新しい環境になるとき、誰もがストレスを受けやすくなります。
このとき自律神経が乱れやすくなるのです。
ところであなたはその改善方法に漢方薬の使用が効果的なことをご存知でしょうか。

□自律神経の乱れの原因
*ストレス
家庭や会社、学校などの環境による心理的なストレスはどこにでも存在します。
ストレスは緊張状態で優位になる交感神経の働きを大きくします。
あまりにもストレスが強くなりすぎたとき、それに対応できなくなり、自律神経が乱れてしまいます。

*生活習慣の狂い
過労や睡眠不足など生活習慣が狂ってしまうと交感神経と副交感神経の働きのリズムがくるってしまいます。

*ホルモン
女性に自律神経失調症が多いのはこれが原因です。
女性はホルモンが上手く調整されているときは正常に性周期を繰り返しています。
しかしこれが崩れてしまうと性周期が不安定になってしまうのです。

□漢方薬の服用で改善
漢方薬は身体全体のバランスを整える効果があるため、自律神経の乱れの改善にも有効です。
漢方薬は多くありますがここでは2つご紹介します。

・桂皮(けいひ)
いわゆるシナモンのことです。
胃腸機能の改善や免疫力の回復、興奮状態の神経を鎮める効果もあります。
自律神経が乱れると食欲不振や胃痛に悩まされる方も多いため、そういった方もよく服用しています。

・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
神経の興奮状態を抑え、寝つきやすくします。
不眠気味になっている方は試してみてはいかがでしょうか。

□おわりに
漢方は自然由来のものなので、薬を飲むことに抵抗がある方もぜひ試していただきたいです。
そしてなるべくはやく健康状態を改善し、快適な生活を送れるようにしましょう。