漢方の機能、疾患の予防として使うことができる理由って?

漢方コラム

年齢を重ねるにつれ免疫力の低下を感じている方、いらっしゃいませんか。
あまり病気にはならない方も健康な状態でいたいですよね。
そのためには免疫力を高めておく必要があります。

□漢方薬で疾患予防
*なぜ漢方薬なのか
一般的な治療のイメージでは完全に病気になってから治療すると思います。
しかし漢方では病気になりかけている状態も治療対象にするという考えがあるのです。
病気になってしまってから治すのは時間がかかるため、なるべくはやく漢方薬を使用し、大事にならないうちに改善してしまいましょう。

*漢方薬の例
・桂枝(けいし)
血行を良くすることで体温を上昇させる作用を持ちます。
体温の上昇は免疫力の向上につながります。

・大棗(たいそう)
いわゆるナツメのことです。
細胞の新陳代謝を活性化させ、血液の製造を助けます。
貧血は免疫が低下するためその状態になることを予防できます。

・葛根(かっこん)
これはご存知の方も多いのではないでしょうか。
風邪に効果があることで有名ですが、アレルギーを抑える効果ももちます。

□おわりに
今まで体調があまりよくない気がしても、目に見えてわからない場合放っていた方も多いかもしれません。
しかしそうして免疫力が低下している状態のときは想像以上に重い疾患にかかってしまうこともあります。
なるべく早く漢方を服用し、その機能を利用して疾病の予防を行いましょう!