漢方薬局の健康コラム、冷え性と頭痛の関連性について
頭痛が続くと辛いですよね。
実は頭痛の原因は冷えから来ていることもあります。
冷え性と頭痛の関連性について紹介します。
□頭痛の種類
頭痛には主に2種類あります。
*症候性頭痛
症候性頭痛はなんらかの病気が原因で発生する頭痛です。
病気の一例としては脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などが挙げられます。
*慢性頭痛
慢性頭痛はその原因が病気ではない頭痛です。
また慢性頭痛は片頭痛と緊張型頭痛、群発頭痛に分かれます。
冷えと関係性があるのは以下の片頭痛と緊張型頭痛です。
・片頭痛
片頭痛は、脳の血管が拡張し炎症を起こすことで発生します。
拡張する理由には、一時的に収縮した血管が収縮に伴うから、という説があります。
・緊張型頭痛
慢性頭痛の7,8割を占めるのがこの緊張型頭痛です。
体の筋肉が緊張し、血管が圧迫されて血液循環が悪くなることが原因です。
冷えと強い関係性があります。
□冷えで頭痛が起こるメカニズム
*片頭痛
血液の循環が悪くなり、体が冷えます。
すると脳の血管の血液循環の流れも悪化します。
冷えによって脳の血管が収縮・拡張する際に、片頭痛が発生すると考えられます。
*筋緊張性頭痛
血液の循環が悪くなり、体が冷えます。
そして冷えにより首や肩、背中の筋肉が過剰な緊張状態になります。
この筋肉の緊張によって血液の流れが悪くなることで頭痛が発生します。
□まとめ
片頭痛、筋緊張性頭痛と冷えの関係は、血液循環の変化が原因でした。
冷え性対策をすることで頭痛が軽減されるかもしれません。
健康のためにも冷え性対策を積極的に行いましょう。