健康とはどのような状態なのか?その定義を解説します

漢方コラム

人によって健康という定義は異なります。
日本において日本人は自分自身の身体の状態をどう感じているのかという調査を厚生労働省が実施しています。
厚生労働省による平成28年の国民生活基礎調査のデータによれば、現在の健康状態が良いと回答したのが20.7%となっています。

まあ良いと回答したのは17.8%、そして普通と回答したのが47.0%、あまり良くないと回答したのが11.2%、最後は良くないと回答したのが1.8%でした。
さらに健康だと思っている割合は年齢が下がるほど高くなり、逆に年齢が上がるほどその割合が低くなります。

しかし65歳以上であったとしても、75%の人が少なくとも普通程度だと回答しています。
病気や怪我で通院している人の割合は30代前半では約2割しかいませんが、65歳以上では約7割以上となっています。
その認識がそこまで大きく変わることがないことがデータから読み取れます。

そこから判断することができるのは、病気や怪我をしないことが必ずしも健康であるとは言えないということになります。
ではどのようなことで日本国民は健康だと感じているかですが、それは病気や怪我などの身体的なことだけでなく地域社会との繋がりがあることなどの社会的なことや前向きに生きていけるなどの精神的なことからでも人は実感できます。