漢方薬を処方する際に注意しておきたいことって?
漢方薬というのは東洋医学に基づいて調合された薬であり、根菜や薬草といった自然のものをふんだんに使用した薬であることで知られています。
西洋医学のように病気にピンポイントで効き、即効性があるのとは違ってゆっくりとじっくりと病気に作用することが特徴でもあります。
ただ、一見身体に良さそうではありますが、漢方薬を処方する際に注意したいのが、このタイプの薬であっても副作用があるという点です。
西洋医学に基づいて調合された薬の副作用はよく指摘されたり、注意するように言われることが多いのですが、東洋医学に基づいて作られた漢方薬についても同様のことが言えます。
歴史的には8世紀頃から現在の中国にあたる唐から医学書が伝えられるとともに東洋医学が伝えられたと記載されています。
また、遣隋使をはじめ遣唐使などにより医学書が伝えられるとさらなる発展を遂げ、日本国内で進化してきたという歴史があるのです。
西洋医学よりも東洋医学のほうが効果には時間がかかるものの、体に優しいと言われてきました。
しかしながら、薬は薬であることから、漢方薬にも副作用があります。
こういった副作用の報告は90年代から相次いでおり、肝機能障害や間質性肺炎といった重篤な副作用があることが確認されています。
漢方薬を服用する際には、医師の指示に従って正しく服用することです。