漢方の考え方、胃腸が不調をきたす仕組みって?

漢方コラム

元気な人は胃腸が強いといわれますが、東洋医学でも同じような考え方をされており、健康をチェックする上で胃腸の働きはとても大事だといわれています。

東洋医学では健康に留意して生活をすることを養生といい、基本となるのは気を整えることです。

生命活動を営むエネルギーとなるのが気ですので、これは免疫に当たるものだと考えることができます。

東洋医学の考えでは、気は胃腸で作られています。

つまり、不調を感じる時には気が衰弱して、その結果抵抗力が落ちてしまいますので、外部から入ってくる病気の原因を防ぐことができません。

ですから、健康を維持するためには胃や腸の働きを整えることが大事であり、気をしっかりと作り出せるように日々の生活習慣を整えたりストレスを溜め込まないように注意することが大切です。

環境の変化によっても大きく左右される部分であり、必要に応じて適切な漢方を取り入れるのがおすすめです。

中には生まれつき胃腸が弱い人もいて、その場合はちょっとした影響を受けただけでも崩れてしまいますので、より注意が必要になります。

ストレス性の胃腸炎などもよく聞きますが、ストレスでコンディションが低下している場合には働きを高めて気を補うだけでなく気・血・水のバランスを整える必要があります。

気・血・水のバランスが整うと、気の巡りの改善が可能です。