漢方薬局が解説、蓄膿症とは?どのように治していくの?
蓄膿症は細菌の感染が原因とされていて、西洋医学では抗生物質を投与することで治療を行うのが普通です。
細菌が絡んでいることは確かですが、同じように細菌に感染しても蓄膿症を発症する人と発症しない人に分かれるのは元々のコンディションに差があるからです。
よく蓄膿症になる人は、東洋医学の考え方ではどのような理由で発症するのかを知っておくと良いかもしれません。
東洋医学では膿は熱がある時に、水は寒い時に生じるとされています。
つまり、発症しやすい人は体に熱が溜まりやすいのではないかと考えることができます。
どのような理由で熱が溜まってしまうのかを見ていくと、度数の高いお酒を好んで飲む人や強いストレスを受けている人、過食の習慣があって太りやすい人が該当するようです。
漢方ではこれらの原因からアプローチしていくことになり、体質の改善を図りながらなりにくい状態を作り上げます。
冷え性の人は、冷えから症状が悪化することもありますので注意しましょう。
冷えると気の流れが滞って免疫が低下し、蓄膿症が酷くなります。
免疫力が下がるだけでなく、実は熱もこもりやすくなるようです。
冷えれば熱がこもらなそうに思えますが逆に溜まってしまうということですから、より注意が必要になります。
実際に蓄膿症になる人を調べると意外と冷え性の人が多いのはこのためです。