心の健康にもつながる?漢方の意外な特長とは?
明確な原因はわからないけれど体調が悪い、なんとなく調子が優れない…そんな『なんとなく』の症状で困った経験のある方は実は少なくありません。
これらの不調は病院に行って検査を受けても原因がはっきりしないことが多いのが現状です。そのために周囲から認識されにくいという特徴があります。
こういった症状は天候や季節の変化、またストレスからくる心の問題であったりとさまざまです。
西洋医学は基本的に対処療法になりますので、このなんとなくの不調に対応できないことが多いのです。
そこで、この西洋医学で対応できない長期的な不調の改善や健康維持に効果的とされるのが、漢方に代表される東洋医学です。
漢方は対処療法ではなく、体質そのものの改善や免疫力向上などを目的として使用します。
そのため、薬を服用する人の体質によって調合や量を変えたり、同じ症状を持つ人でも違う薬を用いたりします。
この点が漢方の特徴的なところです。
また、漢方は体質改善とともに心の健康を改善したり、健全な状態を維持することにも向きます。
心療内科の治療でも漢方はよく用いられます。
メンタル面に直接の問題がない場合でも、原因不明の体調不良に長年悩まされたあげく心まで疲れてしまうケースもあります。
そういった時に身体の不調を改善することで、心の健康も取り戻せるというわけです。