漢方で用いられる証って何?その分類法について解説

漢方コラム

漢方の使用に興味をもっている方はいらっしゃいませんか。
「漢方医学では証というものがあるらしいが、その意味がよくわからない」
「証の分類方法を知りたい」
こうお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、漢方で用いられる証について解説します。

 

□証とは

証とは、漢方医学の専門用語で一人一人の体質のことを指します。
漢方は、体質によって異なる効果を発揮することが多いので、同じ病気でも違う漢方が処方されることがあります。
そのため、漢方を使用する際には、体質を調べてからその人に合った漢方を処方するのが基本です。

 

□証の分類方法

自分の体がどのような証であるかは、3つの方法で確認できます。

 

*陰陽

この方法では、体が陰と陽のどちらに傾いているかがわかります。
脈が速い方や、高血圧の方といった、動的な性質をもっている方は陽証とされます。
また、脈が遅く、寒がりの方といった静的な性質をもっている方は陰証であるとされます。
この方法は、どちらの性質が良いというわけではなく、体のバランスが保たれているかを確認する指標です。

 

*虚実

この方法を使うことで、体力があるかどうか、病気に対して抵抗力がどのくらいかがわかります。
日ごろからエネルギーにあふれていて、顔が生き生きとしている方は実証タイプの方です。
また、顔が青白く元気がなさそうな方は虚証タイプに分類されます。
実証と虚証のどちらが良いということはなく、両者の間にある中間証が良いとされています。

 

□まとめ

今回は、漢方で用いられる証について解説しました。
今回お伝えした情報を参考に、漢方の使用を検討してみてください。
ときわ漢方薬局は漢方を専門に扱う薬局です。
漢方に関するご相談があれば、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。