胃腸の症状で悩む方へ!漢方薬で胃腸を改善?

漢方コラム

私たちが知らないだけで、この世の中には数えきれないほどの漢方薬が存在しています。そんな漢方ですが、選び方で作用する体の部位が大きく変わってきます。胃腸に特に効く漢方薬は、安中散という薬です。漢方薬というのは様々な生薬を混ぜて作っているので、直接薬剤師さんに自分用として調剤してもらうという方も少なくありません。

安中散も様々な生薬から作られていて、桂皮(ケイヒ)や牡蠣(ボレイ)など7つほどの生薬から作られています。延胡索という生薬も安中散には入っていますが、これには鎮痛作用が期待できます。大手が作成している漢方にも配合されているので、信頼できる生薬です。先に記述がありましたが牡蠣という生薬があり、これは名前の通り様々なカキの成分が配合されています。炎症や熱を抑える作用が期待でき、体の渇きを防ぐこともあり、排尿を促すという作用もあります。

ウイキョウという生薬も入っていますが、これはセリ科の果実を乾燥させたものです。胃腸を整えることも期待できますが、痛みを抑える作用も期待できます。

芍薬甘草湯という漢方薬もあり、これも胃腸に効くものですが、安中散と異なる特徴があります。それは月経痛にも作用が期待できることです。痙攣性の痛みにも作用があるので、痛み止めとしても服用できます。漢方薬は服用する方の体質が多少影響しますが、芍薬甘草湯はそれほど影響がありません。