食生活の乱れは老後にどのような影響がある?

漢方コラム

若いうちは食生活が乱れていても、そこまで問題ないと思うかもしれません。
しかし、老後の生活を健康に過ごすにはしっかりした食生活が大切です。

 

□どんな問題が生じるの?

食生活の乱れから生じる大きな問題が、糖尿病です。
糖尿病になると、どのようなリスクがあるのでしょうか。
病気になると、血糖値の上昇に対してインスリンという糖を分解する酵素が働きにくくなります。
そのため、動脈硬化や心筋梗塞になりやすくなるのです。
この動脈硬化や心筋梗塞は、命にかかわる場合もあります。
ではどうして食生活の乱れが死を引き起こしかねない糖尿病に繋がるのかをご説明しましょう。
これは、何度も何度も急激に血糖値を上昇させてしまうからです。
ファストフードやインスタント食品には血糖値を増加させる炭水化物が多く含まれています。
そのためこれらの食品を沢山摂取すると体内の糖分が知らないうちに高くなり、インスリンの製造が追いつかなくなってしまうのです。

 

□ではどのような食事を心がければいいの?

まずは、3食しっかり食べていますか。
朝昼夜ご飯のどれかを抜いてしまっている、という人はまず3食食べることから始めましょう。
3食摂取することで1回あたりの食事量が減り、インスリンを製造する膵臓にかかる負担を減らせます。
3食食べられている人は、1回の食事ごとの栄養バランスを気にしましょう。
炭水化物、脂質、タンパク質をバランスよくとることが必要です。
日本人は野菜不足と言われており、タンパク質の摂取が少なめです。
そのため、意識してタンパク質を取るように心がけてみましょう。
老後のために即効性がないように思われるかもしれませんが、日頃からの心がけが一番です。

 

□まとめ

今回は、食生活と老後のリスクについてご紹介しました。
糖尿病にかかると動脈硬化や心筋梗塞に怯えなければならないだけでなく、医療費も余分にかかってしまいます。
ぜひ、健康的な食生活を心がけてくださいね。