風邪が重症化してる?風邪の症状が断続的に続くことの怖さとは

漢方コラム

「ただせきが出るだけだし。」
「熱もないし、大した病気ではないだろう。」
確かに、風邪の症状と断言するのは難しいですよね。

しかし、風邪だと思ったら実は重大な病気だったとわかるケースも実際に確認されています。
今回は風邪と風邪に似た病気に関する知っておきたい知識を紹介します。

 

□そもそも風邪ってどういうものを指すの?

 

*風邪とは何か

 

一般的な風邪の原因はウイルスです。
そのため、細胞を持たないウイルスに対して抗生剤は効きません。
風邪が治る期間としては数日から1週間程度です。

お医者さんが風邪だと診断しても抗生剤をもらった経験はありませんか。
これは風邪に症状が似た扁桃腺炎という病気を引き起こす細菌感染を疑っているか、肺炎が引き起こされるのを防ぐためです。

 

*風邪の症状が1週間以上続く?

 

風邪が重症化して、のどの痛みやせきが断続的に続く際には放置せずにお近くの医療機関を受診しましょう。
先ほど述べたように肺炎など重大な病気につながる恐れがあります。

肺炎にも様々な種類がありますが、特に注意したいのは麻疹ウイルス(はしか)肺炎です。
医療が格段に進歩した現代でも、はしかの恐ろしさは変化していません。
特に免疫力の弱い乳幼児の死亡例も確認されています。
また、麻疹にかかると合併症を発症し、重症化する恐れがあることも覚えておきましょう。

 

□まとめ

 

今回は、風邪と風邪の症状に似た肺炎の危険性について紹介しました。
自分で風邪かそうでないかを見分けるのは非常に難しいことです。
のどの痛みやせきが1週間以上にわたって続いている場合には1度お医者さんに診てもらいましょう。