漢方薬や生薬の正しい服用の仕方を紹介します!

漢方コラム

漢方薬の服用の仕方にはいくつかのルールがあります。
正しく漢方薬を使いたいですよね。
今回は漢方薬の服用の仕方について解説します。

 

□服用時間

 

一般的な薬と最も異なる点は服用時間です。
皆さんは、一般的な薬を飲むとき、食後に飲むことが多いですよね。
漢方薬は食前や食間に服用することが多いです。
飲み忘れてしまう人が多いので注意しましょう。

 

□服用方法

 

漢方薬の主なタイプは、煎剤、散剤、丸剤の3つです。
違いがわからないという方は多いのではないでしょうか。
この3つがどのようなものか説明します。
まず、煎剤は生薬に含まれる有効成分を熱湯で煮出したスープ状の薬汁のことです。
散剤は生薬を砕いて、粉状にしたものです。
丸剤は散剤に水分や蜜分を加えて、丸い粒状にしたものです。
タイプによって、効き目に違いがあるのかと思った方がいらっしゃるかもしれません。
実は剤形によって効果に差はあまりありません。
むしろ、生薬の質によって優劣が決まるため、自分の飲みやすい剤形を選びましょう。
漢方薬を服用する際に、牛乳や濃いお茶といった飲料で飲むと、薬の吸収に影響を及ぼすことがあります。
そのため、服用する際は原則コップ1杯の水で飲みましょう。

 

□まとめ

 

今回は漢方薬の服用の仕方について解説しました。
特に服用時間には気を付けてください。
服用のルールを守って、正しく服用するようにしましょう。