漢方の基礎知識 「気・血・水」について!

漢方コラム

「気血水」を聞いたことがありますか。
これは、漢方でよく使われる言葉です。
漢方の基本的な知識なので、この機会に「気・血・水とは何か」ご紹介します。

 

□漢方の基本 気・血・水

気・血・水とは、簡単に例えると体を支えている3つの要素のことです。
それぞれ、表すものが異なり、互いに支え合って体を健康に保っています。

 

*気

気は人の原動力を表しています。
例えば、体の元気・エネルギー、ストレスなどです。
元気やエネルギーが不足している状態を「気虚(ききょ)」、ストレスが体内にたまっている状態を「気滞(きたい)」といいます。

 

*血

血は組織や器官に栄養を与えるもの指しています。
例えば、体内の栄養そのもの、また栄養を運んでいる血などです。
体内の栄養が不足している状態を「血虚(けっきょ)」といい、血液が滞っている状態のことを「瘀血(おけつ)」といいます。

 

*水

水は食物中の水分から体内を潤すものを指しています。
注意点として、血液は水に含まれていません。
体に潤いが足りていない状態を「陰虚(いんきょ)」、体内で水が滞っている状態を「水滞(すいたい)」といいます。

 

□まとめ

 

気・血・水は漢方関連でよく使われる言葉です。
今回の紹介を通して、みなさんの漢方に対する理解が深まると幸いです。