生薬と漢方薬ってどこが違うの?簡単に説明!

漢方コラム

皆さんは生薬と漢方薬の違いは分かりますか。
どちらも自然由来の体に良い効果があるお薬みたいなものというイメージがありますが、実は微妙に意味合いが変わります。
この生薬と漢方薬二つの違いを簡単に紹介します。

 

□生薬と漢方薬の違いとは?

まず、生薬はについて紹介します。
生薬は長年の歴史の中で経験的に効果があると言われる植物の花、葉、根、枝、動物や鉱物などの自然由来の物を利用しやすいように保存したものです。
代表的なものは高麗人参、葛根、牡蠣といったものが挙げられるでしょう。

次に漢方薬について紹介します。
漢方薬は基本的には生薬と同じように自然由来の植物、生物や鉱物が使われますが、生薬を決められた分量で二種類以上を組み合わせたものが漢方薬になります。
代表的なものは自律神経を安定させる抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、生理痛や生理不順などに効く当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などが挙げられるでしょう。

 

□まとめ

今回は生薬と漢方薬の違いを簡単に紹介しました。
最後にまとめると、生薬は体に効果がある自然由来の植物や鉱物の一種類をさすもので、漢方薬は二種類以上の生薬を決められた分量で配合してあるものというのが違いです。
生薬と漢方薬はこのような違いがありますので、検討する際にはこれらの違いを意識しながら選ぶといいでしょう。