耳が詰まった感じ!漢方薬や点鼻薬が効く?

漢方コラム

耳がボーっとする、耳が詰まった感じがする、あるいはあくびをしたときのように耳が開いた感じがする、自分の声が響いて聞こえる、自分の呼吸の音が聞こえる。

そういった症状がある方は、耳管に異常があるかもしれません。

ここでは、そんな耳管の異常についてご紹介します。

 

□耳管開放症とは?

耳管とは、耳と鼻をつなぐ管のことです。

耳管は通常は閉じていますが、耳の中と外の気圧差を調節するために、時折開くことがあります。
車で山を登っているときや、エレベーターに乗った時などに耳が詰まる感じがすることがありますよね。
そうなったときに、耳管が開くことによって外の空気が耳の中に取り込まれ、気圧を調節できるのです。

そんな耳管が開きっぱなしになった状態、それが耳管開放症です。

耳管開放症になると冒頭に書いたような症状が出ます。

原因はよく分かっていないため、治療法も確立していません。
なんとも厄介な病気ですね。

 

□治療法はあるの?

確立された治療法はありませんが、治療の効果が期待できる方法はいくつか存在します。

漢方薬や点鼻薬の服用、Bスポット治療がその1つと言われています。
漢方薬では、加味帰脾湯が耳管開放症に効果があると言われています。

 

□まとめ

耳管開放症には確立された治療法はありませんが、漢方薬の服用や生活習慣の改善で治る可能性はあるので、前向きに治療に取り組みましょう。