二日酔いに効く漢方と予防法をご紹介します

漢方コラム

忘年会やイベントが盛りだくさんの季節になりました。
お酒を飲みすぎて翌日の二日酔いに悩まされるかたも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、二日酔いに効く漢方と予防法をお伝えします。

 

□二日酔いには五苓散(ごれいさん)がおすすめ

翌日までお酒が体内に残っている感覚や、顔のむくみを感じる方には五苓散がおすすめです。
五苓散は、一時的に体に溜まった余分な水を体外に排出するはたらきがあります。
そのため、喉が渇きやすくトイレに行く回数も少ない方に適しています。
めまい、頭痛、嘔吐、下痢などの症状にも効果的です。

 

□二日酔いの予防策

まず、空腹時のアルコールは避けましょう。
肝臓でのアルコール処理の限界をすぐに超えてしまうからです。
油やお酢などが入った物を最初に食べることで、アルコールの吸収が緩やかになり、飲酒量も増えずに済みます。

そして、二日酔いにならないためには、こまめな水分補給が何よりも大事です。
お酒と同量の水を並行して摂るように心がけましょう。
脱水症状の予防とアルコールの分解を円滑にすすめてくれます。
帰宅後や就寝前にもしっかりと水分を摂ることを心がけてください。

 

□まとめ

今回は、日酔いに効く漢方と予防策をお伝えしました。
酒は百薬の長と言われるように、少量のアルコールなら体に良いとも言われていますが、度数の高いお酒を大量に飲むのは危険です。
健康を意識して、お酒との付き合いかたを見直してみましょう。