体質に合った漢方で健康に!ぴったりの漢方薬の診断方法をご紹介!

漢方コラム

処方された薬が合わなかったという経験はありませんか。
同じ病気を持つ人が同じ薬を服用しても、それぞれの生活習慣や体質が異なるため、効果には個人差があります。
ですが、漢方ではそれぞれの体質に合わせて薬が処方されます。
今回は、ご自身にぴったりの漢方薬がどのように導き出されるのかをご説明します。

 

□漢方薬の見つけ方

 

*漢方で体質を診る

漢方では、独自の理論に基づいて体質を分析します。
例えば、ニキビの治療でおなかを診察したり、冷えの治療で生理の状態を聞かれたりする場合があります。
病気や症状と無関係に思われる部分の診察に疑問を感じるかもしれません。
ですが、これらの診察を行うことで、患者様の体質にぴったりな漢方薬の処方ができます。

*漢方独自の四診(ししん)

漢方では、患者様に最適な漢方薬を導きだすために、四診という独自の診断が行われます。

まず、望診(ぼうしん)では、顔色や表情、態度、姿勢、体型などを診ます。
次に、聞診(ぶんしん)で、声の大きさやトーン、話し方、咳の出方、呼吸音などを聞きます。
そして、生活習慣や自覚症状を問診で聞き、最後に体に触れて状態を判断します。

このように、様々な角度から患者様の心身全体の特徴を捉えることで、最適な漢方薬の処方ができるのです。

 

□まとめ

今回は、体質に合った漢方薬の処方の流れを説明しました。
患者様それぞれに最適な処方を施せるため、症状の改善や健康維持に漢方は効果的と言えます。
ぜひ、ご自身に合った漢方薬を見つけてみましょう。