亜鉛の働きとは?
亜鉛の働きって知ってますか??
亜鉛は成人の体内に約2%含まれています。
主に骨や筋肉に含まれますがその他の臓器にも存在し様々な酵素を構成する必須ミネラルです。
働きとして有名なのは、味覚の保持です。
亜鉛が不足すると新しい味蕾細胞を作れなくなってしまうため味を感じにくくなってきます。
味蕾は私達が味を感じる舌にあるセンサーなのでそれが機能不全や減少すると味を感じにくくなってきます。
また、亜鉛には免疫の活性化するという働きもあります。
免疫機能の重要な細胞であるT細胞、NK細胞が働く為には亜鉛が必要となります。
もちろん亜鉛不足だけが原因ではないですが、亜鉛が不足することでうまく働かず風邪や感染症に罹りやすくなります。
亜鉛の働きで最も重要なことは、アミノ酸からのタンパク質の再合成、DNAの合成ではないでしょうか
胎児や乳幼児の発育や生命の維持、骨の成長、腎臓や肝臓また膵臓、精子を作る睾丸、髪の毛など新しい細胞が生まれ変わる為には亜鉛が必要となります。
では、1日に必要な亜鉛の量はどのくらいになるのでしょう?
成人の男性では11mg、女性は8mgです。
亜鉛を多く含む食べ物の例として
牡蠣5粒(100g)で13.2mg 豚レバー50gで3.5mg 牛ひき肉50gで2.2mgとなります。
詳しい摂取量は厚生労働省のホームページに掲載があります。
では、なぜ亜鉛が不足するのでしょうか?
①摂取不足・・・摂取する亜鉛の量が絶対的に足りない
②吸収不全・・・食事等での吸収がうまく出来ない
③摂取量の増加・・・数十年前より必要とされる量が増えた
④排泄の増加・・・尿、大便での過剰排泄
などが主な原因です。
成長期のお子様、成人、妊娠、出産、高齢者など摂取量は変わってきますが、食事で亜鉛を意識して摂ることも煩わしく、難しく、現代の食事ではわざわざ摂るというイメージになっています。
よって亜鉛不足が起こってきます。
そうすると、前途の様な様々な不都合が起こってしまい、結果体が悲鳴を上げ症状が出る。もしくは病気に
罹ることがあります。
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