葛根湯を酒と飲んでしまった!お酒との飲み合わせは大丈夫?一緒に飲める薬も紹介
葛根湯を服用していて、お酒を飲んでしまったことを後で気づくなど、お酒と薬の飲み合わせについて不安を抱える方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、葛根湯とアルコールの飲み合わせについてご紹介します。
加えて、葛根湯と他の薬の飲み合わせについてもご紹介します。
□葛根湯とアルコールの飲み合わせについて
葛根湯は、風邪の初期症状に効果的な漢方薬として知られています。
しかし、葛根湯とアルコールの飲み合わせについては、注意が必要です。
葛根湯の成分である麻黄は、交感神経を興奮させる作用があり、アルコールと併用すると、心臓への負担が増加し、動悸や息切れなどの症状が悪化する可能性があります。
また、葛根湯は発汗作用を促しますが、アルコールも発汗作用を促進します。
そのため、同時に摂取すると、脱水症状を起こしやすくなる可能性があります。
さらに、葛根湯とアルコールを同時に摂取すると、葛根湯の効果が弱まる可能性もあります。
これは、アルコールが肝臓の働きを阻害し、葛根湯の成分が代謝されにくくなるためです。
場合によっては、副作用のリスクが高まる可能性もあります。
葛根湯には、胃腸への負担が大きい成分が含まれているため、アルコールと併用することで胃痛や吐き気などの症状が悪化する可能性があります。
□葛根湯と一緒に飲める薬は?
葛根湯と併用しても問題ないと考えられる薬を、解熱鎮痛剤、風邪薬、胃薬の3つのカテゴリーに分けてご紹介します。
1:解熱鎮痛剤
葛根湯と併用しても問題ないと考えられる解熱鎮痛剤には、ロキソプロフェンナトリウムやジクロフェナクナトリウムなどの成分が含まれた貼り薬や塗り薬があります。
ただし、これらの薬も副作用が出る可能性があるため、服用前に薬剤師に相談することをおすすめします。
2:風邪薬
葛根湯と併用しても問題ないと考えられる風邪薬には、トラネキサム酸やカンゾウ乾燥エキスなどの成分が含まれたものが挙げられます。
これらの成分は、喉の炎症を抑える効果があり、葛根湯と併用することで、風邪の症状を緩和する効果が期待できます。
3:胃薬
葛根湯と併用しても問題ないと考えられる胃薬には、ファモチジンやニザチジンなどの成分が含まれたものが挙げられます。
これらの成分は、胃酸の分泌を抑える効果があり、葛根湯による胃腸への負担を軽減する効果が期待できます。
□まとめ
葛根湯とアルコールの飲み合わせは、注意が必要です。
葛根湯とアルコールを同時に摂取すると、心臓への負担が増加したり、脱水症状を起こしやすくなったり、葛根湯の効果が弱まったり、副作用のリスクが高まる可能性があります。
そのため、葛根湯を服用する際は、アルコールの摂取は控えましょう。