子宮内膜剥がれない?生理がこない原因と対策を解説

漢方コラム
生理が来なくて不安を感じているあなたへ。
 
生理が来ない原因は、妊娠以外にもたくさんあります。
そこで今回は、子宮内膜が剥がれない原因と、それぞれの対策方法についてご紹介します。
 

□子宮内膜剥がれないってどういうこと?生理の仕組みを理解しよう

 
生理が来ない原因を知るためには、まず生理の仕組みを理解することが大切です。
 
生理は、子宮内膜が剥がれて、体外へ排出される現象です。
この子宮内膜の剥がれ方は、女性ホルモンの分泌量の変化によってコントロールされています。
 

1:エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの働き

 
エストロゲンは、卵巣の中で卵胞を育てるホルモンです。
卵胞が成熟すると、排卵が起こり、プロゲステロンの分泌量が増加します。
プロゲステロンは、子宮内膜を厚くし、受精卵の着床に備える役割を担っています。
 

2:生理がくる仕組み

 
受精卵が着床しなければ、プロゲステロンの分泌量は減少し、子宮内膜は不安定な状態になります。
そして、子宮内膜が剥がれ始めると、生理が始まります。
 

3:子宮内膜が剥がれない原因

 
子宮内膜が剥がれない原因は、妊娠以外にも様々な要因が考えられます。
例えば、ストレスやダイエット、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。
 

□妊娠以外に生理がこない原因はあるの?

 
妊娠以外に生理がこない原因は、大きく分けて以下のものが挙げられます。
 

1:ストレス

 
ストレスは、女性ホルモンのバランスを乱し、生理不順や無月経を引き起こす可能性があります。
ストレスを感じやすい方は、ストレスを解消できる方法を見つけることが大切です。
例えば、ヨガや瞑想、散歩など、自分に合った方法を試してみてください。
 

2:ダイエット

 
過度なダイエットは、卵巣に十分な栄養が行き渡らなくなり、生理が止まってしまうことがあります。
ダイエットをする際は、無理のない範囲で行うことが大切です。
食事制限をする場合は、栄養バランスを意識し、不足しがちな栄養素をサプリメントなどで補うようにしましょう。
 

3:肥満

 
肥満は、ホルモンバランスを乱し、排卵を抑制する可能性があります。
肥満が気になる方は、食事療法や運動療法など、適切な方法で体重管理をするようにしましょう。
 

4:早期閉経

 
40歳前に月経がなくなってしまう状態を早期閉経といいます。
遺伝や生活習慣、病気などが原因で起こることがあります。
早期閉経の疑いがある方は、医療機関を受診し、適切な検査を受けてください。
 

5:薬の影響

 
精神安定剤や胃腸薬などの薬は、ホルモンバランスに影響を与えることがあります。
薬を服用している方は、医師に相談し、生理不順との関連性について確認しましょう。
 

□まとめ

 
生理が来ない原因は、妊娠以外にも様々な要因が考えられます。
ストレスやダイエット、肥満、早期閉経、薬の影響など、自分の生活習慣や体調を見直してみましょう。
もし、生理がこないことが気になる場合は、自己判断せずに医療機関を受診することをおすすめします。
医師に相談することで、適切な診断と治療を受けられます。