風邪を引くとトイレが近くなるのはなぜ?原因と対策を解説

漢方コラム
風邪を引くと、トイレが近くなる経験はありませんか。
特に、熱が出ると、いつもより頻繁にトイレに行きたくなる人もいるのではないでしょうか。
今回は、風邪を引くとトイレが近くなる理由や、適切な対策について解説していきます。
風邪の時に起こる体の不調について理解を深め、不安を解消しましょう。
 

風邪を引くとトイレが近くなる理由

 
まず、風邪を引くとトイレが近くなるのは、体内の免疫組織がウイルスと戦う過程で起こる現象です。
 
1: 免疫組織は、ウイルスを攻撃するために、様々な物質を分泌します。
 
2: その中には、体内の老廃物を排出する働きを持つ物質も含まれており、これが尿量増加に繋がります。
 
東洋医学では、風邪を引いた際に白湯を飲むことを推奨しますが、これは身体の代謝を良くして毒素を洗い流すという考え方からきています。
風邪を引いた際にトイレが近くなる現象は、まさに、身体がウイルスと戦っている最中に、老廃物を効率的に排出している状態と言えるでしょう。
 

風邪を引いた時のトイレ事情と対策

 
風邪を引くと、尿や汗などの様々な体の機能の変化によって、体内の水分が失われやすくなります。
そのため、体は脱水症状などの水分不足を起こしやすく、意識的に水分を摂取することが重要です。
 
1: 特に、発熱時は汗をかく量が増えるため、脱水症状を起こしやすいです。
 
2: 水分補給には、ポカリスエットなどのスポーツドリンクがおすすめです。
 
スポーツドリンクは、糖分と塩分がバランスよく含まれているため、汗で失われた電解質を効率的に補給することができます。
ただし、水分を過剰に摂取すると、むくみや心臓への負担が増加する可能性があります。
また、トイレを我慢しすぎると、膀胱炎などのトラブルに繋がる可能性もあるため、こまめなトイレ休憩を心がけましょう。
風邪を引いた時は、無理をせず休息し、十分な水分を摂取することで、体の回復を早めることができます。
 

まとめ

 
風邪を引くとトイレが近くなるのは、免疫組織がウイルスと戦う過程で、体内にたまった老廃物を洗い流すためですので、「自分だけ体の調子が変わってしまったのではないか」と不安に思う必要はありません。
しかし、発熱による汗の量の増加、頻尿などは体の水分不足を引き起こし、体をより悪い状態にしてしまうことがあります。
水分補給をしっかりと行い、無理せず休息することで、体の回復を早めましょう。
不安なことがございましたら、是非一度当社にご相談ください。