しもやけに効く漢方薬とは?しもやけの症状と原因も解説!
しもやけに悩んでいたり、冷え性で体質改善に興味がある方の中には、長期的解決策をお探しの方もいるのではないでしょうか。
解決策の一つとして、漢方が挙げられます。
今回は、しもやけの症状や原因、そして漢方薬を使った改善方法について解説します。
□しもやけ(凍瘡)とは?症状と原因
しもやけは、医学用語では「凍瘡(とうそう)」と呼ばれ、手足の指先や耳たぶなど、体の末端部分に起こる皮膚の炎症です。
冬だけでなく、秋や春など、寒暖差が激しい時期に多く見られます。
1: しもやけの症状
しもやけの症状は、人によって異なりますが、以下のようなものがあります。
・ 指先や耳たぶなどが赤くなる
・ かゆみ、痛み、痺れ
・ 皮膚が硬くなる
・ 水ぶくれができる
2: しもやけの原因
しもやけは、寒暖差によって体の末端部分の血行が悪くなることが主な原因です。
特に、冷え込みが厳しい冬に、暖かい部屋と外との気温差が大きい場合や、手足を冷やしたまま長時間過ごした場合に起こりやすいです。
しもやけは、冷えによって体の末端部分の血行が悪くなり、組織に酸素や栄養が行き届かなくなることで起こります。
そのため、普段から冷えやすい体質の人は、しもやけになりやすいと言えます。
その他にも、ストレスや栄養不足、睡眠不足や遺伝が原因の場合もあります。
□しもやけに効く漢方薬とその選び方
漢方薬は、体質や症状に合わせて処方されるため、しもやけの改善にも効果が期待できます。
しもやけに効果的な漢方薬には、次のようなものがあります。
1: 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、しもやけの定番漢方薬です。
血行を促進し、冷えを改善する効果があります。
しもやけだけでなく、冷え性や生理痛にも効果が期待できます。
2: 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
桂枝茯苓丸は、血行を促進し、むくみを改善する効果があります。
しもやけだけでなく、生理不順や肌荒れにも効果が期待できます。
3: 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
桃核承気湯は、血行を促進し、便秘を改善する効果があります。
しもやけだけでなく、便秘や生理痛にも効果が期待できます。
4: 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は、血行を促進し、体を温める効果があります。
しもやけだけでなく、冷え性や貧血にも効果が期待できます。
漢方薬を選ぶ際は、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。
漢方薬は、体質改善に効果的な一方で、副作用が出る可能性もあります。
そのため、漢方薬を服用する前に、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
□まとめ
しもやけは、冷えによって体の末端部分の血行が悪くなることで起こる症状です。
漢方薬は、血行を促進し、冷えを改善することで、しもやけの改善に効果が期待できます。
漢方薬を選ぶ際は、自分の体質や症状に合ったものを選ぶことが大切です。
しもやけに悩んでいる方は、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。