ピル服用でお腹が痛いと感じる原因と対処方法を解説!

PMS(月経前症候群)

ピルを服用している方の中には、お腹の痛みを感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。
ピル服用時の腹痛は、決して珍しいことではありません。
しかし、その原因は様々で、軽度の副作用から深刻な病気まで、幅広い可能性があります。
この記事では、ピル服用時の腹痛の原因と対処法について解説していきます。

□ピル服用時の腹痛はなぜ起こる?

ピルを服用すると、体内のホルモンバランスが変化し、様々な影響が出ることがあります。
腹痛はその中でも比較的よくある副作用ですが、原因は大きく2つに分けられます。

1: マイナートラブルによる腹痛

ピルを服用し始めると、体内のホルモンバランスが変化し、様々な症状が現れることがあります。
これらの症状は、一般的に「マイナートラブル」と呼ばれ、ピルに体が慣れてくると自然に改善することが多いです。
マイナートラブルによる腹痛は、一般的に軽い痛みで、数日で治まることが多いです。
しかし、人によっては、吐き気や頭痛、不正出血などの症状を伴うこともあります。

2: 血栓症による腹痛

ピル服用中に血栓症を発症するリスクは、決して高いとは言えません。
しかし、血栓症は命に関わる病気であるため、注意が必要です。
血栓症の初期症状は、腹痛の他に、息切れ、足の痛みや腫れ、咳などがあります。
これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

また、 血栓症のリスクを減らす方法としては、喫煙を控えたり、定期的な運動、肥満の解消などが効果的です。

□ピル服用時にお腹が痛いと感じたときの対処法

ピル服用中に腹痛を感じた場合、まず落ち着いて、症状をよく観察することが大切です。

1: 症状を観察する

腹痛の程度、場所、持続時間、伴う症状などを記録しておきましょう。

2: 医師に相談する

腹痛が強い場合や、長期間続く場合は、必ず医師に相談しましょう。

3: ピルの種類を変更する

ピルの種類によっては、腹痛を起こしにくいものもあります。
腹痛が改善しない場合は、医師に相談して、ピルの種類を変更してもらうことも検討しましょう。

4: 下痢を伴う場合の注意点

ピルを服用してから3時間以内に下痢をすると、薬の成分が十分に吸収されず、効果が薄れてしまう可能性があります。
下痢が続いている場合は、下痢が治まってから最低7日間は、別の避妊法も併用しましょう。

□まとめ

ピル服用時の腹痛は、マイナートラブルや血栓症など、様々な原因が考えられます。
腹痛の原因を特定し、適切な対処法を取ることで、安心してピルを服用できます。
ピル服用中に腹痛を感じたら、症状をよく観察し、必要であれば医師に相談しましょう。