夏の更年期ほてり
「ただでさえ暑い夏に、突然カーッと汗が噴き出す」「顔だけほてるのに、足元は冷えている」――更年期の時期にさしかかると、夏のほてりやのぼせに悩まされる方が少なくありません。
暑さと更年期の不調が重なるこの季節を、少しでも心地よく過ごすために。東洋医学の視点から、夏のほてり・のぼせとの向き合い方をお話しします。
なぜ夏に、ほてりがつらくなるのか
東洋医学では、体を潤し、熱を鎮める働きをもつ「陰(いん)」が不足した状態を「陰虚(いんきょ)」と呼びます。陰が足りなくなると、体の中の熱を抑えきれず、上半身にのぼせやほてりとして現れやすくなると考えられています。
夏はもともと外気が暑く、汗で体の潤いが失われやすい季節。陰が消耗しやすいため、ほてりやのぼせがより強く感じられることがあります。
更年期のタイプを知る
- 陰虚タイプ:夜にほてりが強くなる・口が渇く・寝汗をかきやすい。夏は特につらく感じやすい。
- 気滞(きたい)タイプ:ストレスで悪化・胸のあたりが張る・イライラしやすい。
- 上熱下寒(じょうねつげかん)タイプ:顔はのぼせるのに足元は冷たい。更年期の方に最も多くみられるタイプです。
夏の陰を養う、食と暮らしの養生
失われやすい潤いを補いながら、上半身の熱をこもらせない工夫を取り入れてみましょう。
- 陰を補う食材:白きくらげ・豆腐・山芋・れんこんなど、潤いを養うとされる白い食材を食卓に。
- 熱を鎮める食材:トマト・きゅうり・すいかなど、体の余分な熱を冷ますとされる夏野菜を適度に。
- 冷やしすぎには注意:のぼせるからと冷たいものを摂りすぎると、下半身の冷えが強まることがあります。上熱下寒タイプは特に気をつけて。
- 心のゆとりを:気の乱れはほてりを強めることがあります。深い呼吸や、ほっとできる時間を意識して。
漢方薬というアプローチ
ひと口に更年期のほてりといっても、陰を養うことを軸にするのか、気のめぐりを整えることに重きを置くのか、あるいはのぼせと冷えの両方に働きかけるのか――体質によって選ぶ漢方薬は変わってきます。
すでにホルモン補充療法(HRT)を受けている方でも、飲み合わせを確認したうえで漢方薬を併用できる場合があります。ご自身の状態に合わせて、無理のない形を一緒に考えていきましょう。まずはご相談ください。
まとめ――一人で抱え込まず、まずはご相談を
更年期の不調は、周囲に理解されにくく、一人で抱え込みやすいものです。まして暑さの重なる夏は、体も心も消耗しがちです。
「これくらい我慢しなければ」と思わず、ご自身の体質を知り、この季節を少しでも心地よく過ごす工夫を一緒に見つけていきませんか。ときわ漢方薬局が、じっくりお話をお伺いします。
ときわ漢方薬局へのご相談
更年期のほてり・のぼせについての漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。




