副鼻腔炎の方におすすめしたい漢方

目と鼻の悩み

鼻水、鼻ずまりだけでなく、
集中力の低下などを招く副鼻腔炎(蓄膿症)は、つらいですよね。

そこで今回は、副鼻腔炎に効くとされる3つの漢方薬を紹介します。

まず1つめの漢方は、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。

麻黄(まおう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)などを
生薬とする漢方です。

水分バランスを調整する働きがあり、
鼻カゼ、アレルギー性鼻炎などに効果があります。

中でも、水っぽい鼻水や痰がでる場合に適しているとされます。

その他にも、体の熱・腫れ・痛みを
発散させてくれる発汗作用も持っています。

続いて、2つめの漢方は
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)です。

葛根、麻黄、生姜、桂皮などを生薬とする漢方です。

鼻づまりを改善する作用があります。

有名な葛根湯に辛夷を加えることにより出来た鼻炎に効く葛根湯です。

肩こりが慢性的な人や、頭が重い、
という感覚がある方に向いているとされます。

最後に、3つめの漢方は、刑芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。

黄芩(おうごん)、黄柏(おうばく)、黄連(おうれん)などの生薬によって
作られる漢方です。

鼻炎に効くことはもちろんのこと、扁桃炎やニキビにも効くのです。

血液循環をよくする作用、体の熱や病因を
発散させる作用があるとされています。

ですので、血行が悪いという人におすすめです。

このように、副鼻腔炎に効くとされる漢方は多く存在します。

症状や体質によって、適切とされる漢方は異なってくるので、
まずは専門家に相談してみましょう。