秋は体を養う季節
九月八日ごろは二十四節気の「白露(はくろ)」。朝晩の空気が冷え、草に露がおりはじめるころとされます。東洋医学では、この時期を境に体づくりの方向を切り替えます。夏に使ったものを取り戻し、冬にそなえて養う季節に入ります。
一年の体づくりには、順番があります
春はのびやかに動かし、夏はしっかり発散し、秋は消耗を補って養い、冬は静かにたくわえる。東洋医学では、季節ごとに体との付き合い方を変えていくと考えます。
図3:四季の体づくりのサイクル。秋は「養う」時期にあたります
なかでも秋は、「補う」ことがもっとも実を結びやすい時期とされます。暑さがやわらいで食欲が戻り、胃腸が動きはじめるためです。ここで養えた分が、冬のたくわえになり、次の春の動きにつながっていきます。
妊活の土台づくりに、秋が向く理由
体の土台にあたる力を、東洋医学では「腎(じん)」と呼びます。成長・老化・生殖に関わる、生命力の源のような考え方です。腎は暑さと汗、そして冷たいものの摂りすぎで消耗しやすく、夏を越えたあとにもっとも目減りしています。
巡らせることや動かすことよりも、まず不足を補う。この順番が守れる時期という点で、秋は土台づくりに向いています。焦って何かを足すより、減ったものを戻すことが先です。
夏の消耗が残っているサイン
- 朝、起き上がるのがつらい日が続く
- 腰から下が冷えやすい
- 足腰がだるく、重く感じる
- 夜中に目が覚める、眠りが浅い
- 食欲が戻りきらない
- 髪や肌の乾きが気になりはじめた
三つ以上あてはまる方は、補うことから始めたい時期かもしれません。
九月に取り入れたい、三つの養生
一.胃腸を動かすことを先に
補う材料を入れても、受けとる側の胃腸が動いていなければ活かされません。朝食を温かいものにする、生ものと冷たい飲みものを減らす、腹八分でよく噛む。この三つだけでも土台が変わってきます。
二.黒い食材と種実類を少しずつ
東洋医学では、黒い色の食材が腎を養うと分類されてきました。毎日たくさんとる必要はなく、ひとさじずつ続けるほうが向いています。
腎を養うとされる食材
三.夜十一時までに横になる
東洋医学では、夜のあいだに体が養われると考えます。睡眠時間の長さよりも、早く休むことを優先してみてください。
体質を知ることから始めましょう
補うといっても、気が足りないのか、血が足りないのか、うるおいが足りないのかで、選ぶものは変わります。合わないものを続けると、かえって胃腸に負担がかかることもあります。
ときわ漢方薬局では、初めての方には約一時間かけて体質や生活習慣を伺い、その方に合ったお薬を選びやすくなるようご相談をお受けしています。
まとめ
白露を境に、体は養う季節へ入ります。夏に減ったものを取り戻すことが、冬とその先の土台になります。何から始めればよいか迷われる方は、ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
ときわ漢方薬局へのご相談
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ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。



