お盆明けの妊活リスタート
お盆が明け、日常が戻ってくるこの時期。
「基礎体温がガタガタで、グラフを見るのがつらい」「夏の間、なんとなく妊活が止まってしまった」――そんなお声を、毎年この季節に伺います。
帰省や親戚づきあいの中で、心を消耗された方もいらっしゃるかもしれません。今回は、夏の終わりに妊活を仕切り直すための考え方をお伝えします。
夏に基礎体温が乱れやすい理由
まず、測定条件そのものが変わります
冷房の設定、寝室の温度、寝つきの悪さによる睡眠時間のばらつき。基礎体温は、こうした条件にとても敏感です。
夏のグラフが乱れて見えるとき、その一部は測定環境の変化によるものです。まずはそのことを知っておいてください。一喜一憂しすぎないための、大切な前提です。
そのうえで、体の側の変化もあります
夏は汗によって気とうるおいが消耗しやすく、冷たい飲食で胃腸のはたらきが落ちやすい季節です。
漢方では、気血(きけつ)は日々の飲食からつくられると考えます。夏に食が細くなり、胃腸が弱った状態が続けば、その材料が不足していく。それが体のリズムに影響することは、じゅうぶん考えられます。
さらに、冷房による下腹部の冷えが加われば、めぐりも滞りやすくなります。夏は妊活にとって、思いのほか負荷のかかる季節なのです。
お盆明けに、まず整えたい三つのこと
1. 生活のリズムを元に戻す
帰省中は、起床時刻も食事の時間も普段どおりにはいきません。まずは起きる時間を一定に戻すところから。
体内のリズムは、起床時刻に強く引っぱられるとされています。就寝時刻より先に、起床時刻を揃えるほうが立て直しやすいものです。
2. 胃腸をいたわる食事に切り替える
夏の間に冷たいものが続いた胃腸を、少しずつ立て直していきます。
温かい汁もの、山芋やかぼちゃといった脾胃を養うとされる食材、そして血を補うとされるなつめ・黒豆・レバー・赤身の肉。
無理にたくさん食べる必要はありません。「消化できるものを、きちんと吸収する」ことのほうが大切です。
3. 下腹部を冷やさない習慣を
残暑はまだ続きます。腹巻き、湯船、温かい飲みもの。冬に向かっていくこの時期から習慣にしておくと、季節が変わっても続けやすくなります。
心の消耗にも、目を向けてください
お盆の帰省で、悪気のない言葉に傷ついた。同世代の子どもたちに囲まれてつらかった。そうしたお話を伺うことがあります。
漢方では、感情の動きも体に影響するものとして扱ってきました。とくに気の流れは、思い悩みや緊張によって滞りやすいとされます。この状態を気滞(きたい)といいます。
気が滞れば、血のめぐりにも影響します。「ストレスは体に悪い」というのは、漢方の理論の中でもきちんと説明できることなのです。
ため息が増えた、胸のあたりが張る、喉に何か詰まったような感じがする――そうしたサインが出ていたら、体からの合図と受け取ってください。
漢方薬でのアプローチ
妊活の漢方相談では、月経の周期、量、色、痛み、基礎体温の形、それに日々の睡眠や食事、お通じの様子まで、幅広く伺っていきます。
そのうえで、気を補うのか、血を養うのか、めぐりを促すのか、体を温めることを軸にするのか。方向を定めてお薬を選んでいきます。
体外受精や人工授精といった治療を受けながら漢方薬を併用されている方も多くいらっしゃいます。
治療のスケジュールや現在服用中のお薬を伺ったうえでご提案いたしますので、お薬手帳と基礎体温表をお持ちいただけると、より丁寧なご案内ができます。
まとめ――秋は、体を整えるのに向いた季節です
厳しい暑さが少しずつやわらぎ、食欲も戻ってくる。秋は、体の土台を整えていくのに適した季節です。
夏の間に止まっていたことがあっても、それは失敗ではありません。季節に合わせて、また始めればよいのです。
妊活は長い道のりになることもあります。だからこそ、一人で抱え込まないでください。ときわ漢方薬局では、お一人ずつ、しっかり時間をかけてお話を伺っています。ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
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妊活と体の土台づくりについての漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
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ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。




