PMSと秋のストレス|月経前の心身に寄り添う養生

更年期障害

月経前になると、ささいなことでイライラする。胸が張って、眠りも浅い。しかも秋は、日が短くなり、気温も揺れ動く季節です。

この記事では、月経周期を「時期」で見ながら、東洋医学の4つのパターンで月経前のサインを整理し、日々の過ごし方をご紹介します。

PMSは「時期」で見ると分かりやすい

月経周期は、大きく4つの時期に分けられます。なかでも、排卵後から月経が始まるまでの「黄体期」は、ホルモンの影響で体温や気分が変わりやすい時期です。月経前の不快感が出やすいのは、この時期だとされています。

月経周期の4つの時期28日周期の目安月経期1〜5日目体を休めたい時期卵胞期6〜13日目気力が上向きやすい排卵期14〜16日目切り替わりの時期黄体期17〜28日目PMSが出やすい揺らぎやすい時期

※28日周期の場合の目安です。周期や日数には個人差があります。

秋は「気の巡り」を意識したい季節

東洋医学では、気の巡りが滞ると、気持ちが乱れやすくなると考えられています。秋は日照の変化や気温差で、心身が揺れやすい季節です。我慢や緊張が続くと、月経前のサインが目立ちやすくなることもあります。黄体期は特に、意識して気分転換の時間をとってみてください。

4つのパターンで見る、月経前のサイン

東洋医学では、月経前の不快感を、いくつかのパターンでとらえます。ご自身のサインに近い行を探してみてください。

パターン よくあるサイン 日常の工夫
気滞(気の滞り) イライラ、胸やお腹の張り 深呼吸、散歩やストレッチ、こまめな気分転換
血虚(血の不足) 疲れやすい、眠りの乱れ、めまい 規則正しい生活リズム、たんぱく質・鉄分を含む食事
水滞(水の滞り) むくみ、体の重だるさ 塩分や水分のとり方の見直し、軽い運動で下半身を動かす
瘀血(血の滞り) 下腹部の痛み、経血の塊や色の濃さ お腹や腰を冷やさず、ゆっくり温める

※体質の傾向を知る目安であり、診断ではありません。複数が重なる方も多くいらっしゃいます。

下腹部の鋭い痛みや、強い出血があるときは、医療機関の受診を優先してください。

黄体期を過ごしやすくする、4つのコツ

睡眠

就寝・起床の時間を一定に。寝る前のスマートフォンや強い光は控えめに。

食事

温かく、消化にやさしいものを。甘いものや刺激物は、とりすぎに注意しましょう。

運動

激しい運動より、散歩や軽い有酸素運動で、体をゆるやかに巡らせます。

セルフケア

お腹や胸に温かいタオルを当てるなど、冷やさない工夫を。

同じPMSでも、人によって背景は違います

同じ「月経前の不調」でも、背景にあるパターンは人それぞれです。倦怠感が中心の方、むくみが中心の方、複数が重なる方もいらっしゃいます。ここでご紹介したのは、一般的な考え方です。

強い症状や急な体調の変化がある方、治療中・服薬中や既往症のある方は、まず医療機関や薬剤師にご相談ください。そのうえで、体質に合わせた養生や漢方の考え方を知りたい方は、ご予約のうえご来局ください。

まとめ――月経前を、少し過ごしやすく

  • 月経周期と気分・体調を、カレンダーにひとことメモする
  • 黄体期に入ったら、予定を詰めすぎない
  • 深呼吸や散歩で、気持ちを切り替える時間をつくる

月経前の揺らぎは、自分の体のリズムを知る手がかりにもなります。一人で我慢せず、ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。

ときわ漢方薬局へのご相談

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