PMSと秋のストレス|月経前の心身に寄り添う養生

月経前になると、ささいなことでイライラする。胸が張って、眠りも浅い。しかも秋は、日が短くなり、気温も揺れ動く季節です。
この記事では、月経周期を「時期」で見ながら、東洋医学の4つのパターンで月経前のサインを整理し、日々の過ごし方をご紹介します。
PMSは「時期」で見ると分かりやすい
月経周期は、大きく4つの時期に分けられます。なかでも、排卵後から月経が始まるまでの「黄体期」は、ホルモンの影響で体温や気分が変わりやすい時期です。月経前の不快感が出やすいのは、この時期だとされています。
※28日周期の場合の目安です。周期や日数には個人差があります。
秋は「気の巡り」を意識したい季節
東洋医学では、気の巡りが滞ると、気持ちが乱れやすくなると考えられています。秋は日照の変化や気温差で、心身が揺れやすい季節です。我慢や緊張が続くと、月経前のサインが目立ちやすくなることもあります。黄体期は特に、意識して気分転換の時間をとってみてください。
4つのパターンで見る、月経前のサイン
東洋医学では、月経前の不快感を、いくつかのパターンでとらえます。ご自身のサインに近い行を探してみてください。
| パターン | よくあるサイン | 日常の工夫 |
|---|---|---|
| 気滞(気の滞り) | イライラ、胸やお腹の張り | 深呼吸、散歩やストレッチ、こまめな気分転換 |
| 血虚(血の不足) | 疲れやすい、眠りの乱れ、めまい | 規則正しい生活リズム、たんぱく質・鉄分を含む食事 |
| 水滞(水の滞り) | むくみ、体の重だるさ | 塩分や水分のとり方の見直し、軽い運動で下半身を動かす |
| 瘀血(血の滞り) | 下腹部の痛み、経血の塊や色の濃さ | お腹や腰を冷やさず、ゆっくり温める |
※体質の傾向を知る目安であり、診断ではありません。複数が重なる方も多くいらっしゃいます。
下腹部の鋭い痛みや、強い出血があるときは、医療機関の受診を優先してください。
黄体期を過ごしやすくする、4つのコツ
睡眠
就寝・起床の時間を一定に。寝る前のスマートフォンや強い光は控えめに。
食事
温かく、消化にやさしいものを。甘いものや刺激物は、とりすぎに注意しましょう。
運動
激しい運動より、散歩や軽い有酸素運動で、体をゆるやかに巡らせます。
セルフケア
お腹や胸に温かいタオルを当てるなど、冷やさない工夫を。
同じPMSでも、人によって背景は違います
同じ「月経前の不調」でも、背景にあるパターンは人それぞれです。倦怠感が中心の方、むくみが中心の方、複数が重なる方もいらっしゃいます。ここでご紹介したのは、一般的な考え方です。
強い症状や急な体調の変化がある方、治療中・服薬中や既往症のある方は、まず医療機関や薬剤師にご相談ください。そのうえで、体質に合わせた養生や漢方の考え方を知りたい方は、ご予約のうえご来局ください。
まとめ――月経前を、少し過ごしやすく
- 月経周期と気分・体調を、カレンダーにひとことメモする
- 黄体期に入ったら、予定を詰めすぎない
- 深呼吸や散歩で、気持ちを切り替える時間をつくる
月経前の揺らぎは、自分の体のリズムを知る手がかりにもなります。一人で我慢せず、ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
ときわ漢方薬局へのご相談
月経前のイライラ、胸の張り、むくみ、眠りの変化についての漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。



