漢方の基本「気・血・水」|秋の不調を読み解く3つの視点

なんとなく疲れやすい。肌やのどが乾く。朝は顔がむくむ。秋になると、こうした声をよくお聞きします。
東洋医学では、からだの状態を「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つの視点で見ることがあります。この記事では、それぞれの視点から秋の不調を読み解き、暮らしに取り入れやすい工夫をご紹介します。
気・血・水とは――3つの視点で体を見る
「気」は生命活動を支えるエネルギー、「血」は栄養や潤いを与えるもの、「水」は体内の水分の巡りと考えられています。この3つのバランスが整っていることが、体の土台になるとされています。
※診断ではなく、体調を考えるひとつの視点です。複数が重なる方も多くいらっしゃいます。
それぞれのサインと、日常の工夫
気|巡らせる力
サイン:朝起きても疲れが抜けない、気力が落ちやすい、ストレスで息が浅い
日常の工夫:無理をせず体を動かす、呼吸を整える時間をつくる、食事のリズムを保つ
血|潤し、養うもの
サイン:肌や唇が乾きやすい、寝つきが悪い、手足が冷えやすい
日常の工夫:温かく潤す食材を取り入れる、刺激の強い食べ物や飲酒を控える、保湿を心がける
水|巡る水分
サイン:朝や夕方に顔や脚がむくむ、下半身が冷えてだるい
日常の工夫:適度な運動で巡りを促す、塩分のとりすぎを控える、冷たい飲食を避ける
秋は、3つとも乱れやすい季節
秋は日照時間や気温が変わり、活動のリズムが崩れやすい時期です。空気の乾燥は「血」の潤いに、朝晩の寒暖差は「水」の巡りに、生活リズムの乱れは「気」の巡りに、それぞれ影響しやすいと考えられています。ひとつの不調に見えても、複数の視点が重なっていることも少なくありません。
1日の中でできる、小さな工夫
- 朝:軽い運動や深呼吸で、気の巡りを促す
- 日中:温かい飲み物やスープで、内側から整える
- 夕方以降:刺激物を控え、質のよい睡眠環境を整える
- むくみが気になるときは、脚を高くして休む
ご自身の傾向を知りたいときは
気・血・水のうち、どれが乱れやすいかは人それぞれで、複数が重なることもあります。ここでご紹介したのは一般的な考え方であり、診断を目的としたものではありません。強い症状や急な変化がある方、治療中・服薬中の方は、まず医療機関や薬剤師にご相談ください。
ご自身の傾向を詳しく知りたい方、日常の工夫を具体的に相談したい方は、ご予約のうえご来局ください。
まとめ――3つの視点で、秋の不調を眺めてみる
疲れ、乾燥、むくみ――一見ばらばらに見える秋の不調も、「気・血・水」という3つの視点で眺めると、つながりが見えてくることがあります。気になるサインがあれば、一人で抱え込まず、ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
ときわ漢方薬局へのご相談
疲れ、乾燥、むくみ、冷えなどを漢方の考え方で知りたい方の漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。




