健康であるために、漢方の五色について解説します

漢方コラム

西洋医学を信じるか漢方を信じるかは人それぞれですが、どちらにも長年培ってきた歴史や証明されている効果があるため、一概にどちらが優れているとは言い切れません。

日本では調味料の、さしすせそ、というものがあるような感覚で漢方には基本の五色というものがあり健康でいるために必要なものとして覚えられています。

その五色とは赤白黄色、黒に青となっています。自分が健康でいるためにはこれらをうまく組み合わせる事で、それぞれの色には目安となる素材が紹介されていますが、赤は元気が出る色です。

代表的なものは牛や豚、それにラムなどの肉です。それと魚であればまぐろやかつお、鮭などの赤身魚がこれに該当します。野菜であればニンジンやトマト、それにスイカにパプリカなどです。

白は己の心を沈静化する作用があります。肉の中でも鶏肉は白に当てはまり、魚介類ならエビやイカ、それに白身魚です。日本人が大好きなお米も白に該当しますし、卵白や牛乳、大根なども白に該当します。

黄色には粘膜を守る色としてオレンジやミカン、栗などの野菜や果物、それに木の実に多い色です。

黒は血を綺麗にする色として昆布や黒豆、黒砂糖にワカメやゴボウなどが該当し、青は緑と動議ですが解毒作用がある色でキャベツにレタス、春菊に小松菜など中華料理では定番の野菜がこれに当てはまります。