筋肉が疲労すると、足はつってしまう?
足のつりの原因には複数の例がありますが、多くは筋肉疲労で発生するものです。
疲れが残っている状態でサイクリングを開始して、50kmほども走る段階では、足のつりが発生することがよくあります。
あるいは、過酷な登山や水泳を行う途中にも同様の現象が起こりますが、これは筋肉が痙攣するメカニズムで発生しています。
寝ているときにも発生することがあり、この場合にも筋肉が痙攣することが原因になります。
寝不足の状態で筋肉疲労が蓄積することも、足のつりを発生させる原因になります。
運動前には十分な睡眠と休息をして、ストレッチも行ってから開始すれば、影響は最小限に抑えることができます。
症状が発生した場合には、冷やすことは避けて、一時的な安静を保つことも大切です。
足のつりに対しては、漢方では芍薬甘草湯を使って対処することが有名です。
この方剤は傷寒論を出典とするもので、2種類だけの生薬で構成されているのですが、優れた筋弛緩作用を持っています。
運動中に足のつりで困った場合には、芍薬甘草湯を飲むことによって、すぐに解決できるようになります。