基礎体温の読み方
基礎体温をつけてはいるけれど、この線が何を意味しているのか分からない。アプリが出す判定だけを見て、一喜一憂している。──そんな方に向けて、東洋医学の視点からグラフの読み方をお伝えします。数字そのものより、形の傾向を見るのが基本です。
まず、前提を四つ
- 一日の数値に意味を持たせない──前日の睡眠や測定時刻で簡単に上下します。
- 最低でも三周期分を並べて見る──傾向は複数周期でようやく見えてきます。
- 目安は二相に分かれているかどうか──低温期と高温期の差は〇・三度以上が一つの目安とされます。
- グラフだけで判断しない──体調、月経の状態、生活の変化と合わせて見ます。
代表的な四つのパターン
図10:基礎体温グラフの代表的な4パターン
| パターン | 東洋医学での見かた | 重ねて確認したいこと |
|---|---|---|
| 二相がはっきり | 気・血・うるおいがひととおり保たれている状態 | 現状の生活を大きく変えない |
| 低温期が長い | 血やうるおいの不足で、切り替えの力が整いにくい | 経血の色と量、立ちくらみ、眠りの質 |
| 高温期が短い | 温めて保つ力(陽の気)が続きにくい | 手足の冷え、腰のだるさ、夜間のトイレ |
| 差がはっきりしない | 気の巡りの滞り、または全体的な不足 | ストレスの度合い、胸やお腹の張り、疲れ方 |
東洋医学の三つの視点で読む
低温期=血を養う時期
この時期がだらだら長い場合、血やうるおいが足りているかを見ていきます。
移行期=気を巡らせる時期
低温から高温へ上がりきらない場合、切り替える力=気の巡りに目を向けます。
高温期=温めて保つ時期
高温期が短い、途中で下がる場合、温める力が続いているかを見ていきます。
このように、グラフのどこが崩れているかによって、見ていく方向が変わります。全体を一律に温めればよい、というものではありません。
測り方で、グラフは変わります
測定の基本
- 目が覚めてすぐ、体を起こす前に測る
- 婦人体温計(小数点第二位まで)を使う
- 枕元に置いておき、手を伸ばして取れるようにする
- 測定時刻をなるべくそろえる
- 測れなかった日は無理に埋めず、空欄のままにする
多少の欠測があっても、傾向は読めます。続けることのほうが大切です。
グラフを持って、ご相談にお越しください
ときわ漢方薬局では、基礎体温表をお持ちいただいたうえで、月経の状態や日々の体調と合わせて体質を伺っています。三周期分ほどあると、傾向が読み取りやすくなります。
アプリの画面でも構いません。印刷したものでも、手書きの表でも大丈夫です。「どう読めばいいか分からない」という状態のままお持ちいただいて構いません。
まとめ
基礎体温は、体の内側の動きが形として見える数少ない記録です。一日ごとの数値に振り回されず、数周期の形として眺めてみてください。読み方を一緒に見ていきたい方は、ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。
ときわ漢方薬局へのご相談
基礎体温や妊活のご相談についての漢方相談は、 事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。


