夏の睡眠の養生
「寝苦しくて、夜中に何度も目が覚める」「朝すっきり起きられず、一日中だるい」――熱帯夜が続く夏は、睡眠の質が落ちやすい季節です。
東洋医学では、夏の暑さと「心(しん)」の高ぶりが、眠りの浅さに関わると考えられています。今回は、寝苦しい夏の夜を少しでも心地よく過ごすための養生についてお話しします。
夏は「心」が高ぶりやすい季節
東洋医学では、夏は五臓のうち「心」と深く関わる季節とされています。心は精神活動や睡眠にも関わるとされ、暑さで心に熱がこもると、気持ちが高ぶって眠りが浅くなりやすいと考えられています。
また、日中の消耗で「血」が不足すると、心が落ち着きを失い、寝つきの悪さや途中で目が覚める原因につながることもあります。
夏の睡眠トラブルのタイプ
- 心熱(しんねつ)タイプ:暑さで気持ちが高ぶり、寝つきが悪い・夢を多く見る。
- 血虚(けっきょ)タイプ:血が不足し、心が落ち着かず、途中で目が覚めやすい。
- 陰虚(いんきょ)タイプ:体の潤いが不足し、ほてって寝汗をかき、眠りが浅くなりやすい。
寝苦しい夜を和らげる養生のヒント
眠る前の環境や過ごし方を少し整えるだけで、眠りの質が変わってくることがあります。
- 寝る前は画面を控える:スマホやパソコンの光は心を高ぶらせます。就寝前は照明を落としてゆったりと。
- 心を鎮める食材を:なつめ・ゆり根・蓮の実など、心を落ち着けるとされる食材を夕食に少し。
- 冷房は上手に使う:暑さで眠れないのも体に負担です。冷やしすぎない温度に設定し、風が直接当たらない工夫を。
- ぬるめの入浴を:就寝の少し前にぬるめのお湯に浸かると、自然な眠りにつながりやすくなります。
漢方薬というアプローチ
夏の眠りの悩みも、こもった熱を鎮めることが合う方、血を養って心を落ち着けることが合う方、潤いを補うことが合う方と、体質によってアプローチが異なります。
「毎年、夏は眠れないもの」とあきらめる前に、ご自身の体質に合わせて眠りの状態を整えていくことができます。睡眠の悩みは日中の元気にも関わりますので、気になる方はまずはご相談ください。
まとめ――質のよい眠りが、夏の元気を支える
眠りは、日中に消耗した気や血を養い、体を回復させる大切な時間です。夏の睡眠の質を整えることは、この季節を元気に過ごすための土台になります。
眠りの悩みを一人で抱え込まず、ご自身の体質を知ることから始めてみませんか。ときわ漢方薬局が、じっくりお話をお伺いします。
ときわ漢方薬局へのご相談
夏の睡眠の悩みについての漢方相談は、事前のご予約をお願いしております。
初めての方には、体質や生活習慣について約1時間かけて丁寧にお伺いします。
ご予約のうえ、ぜひ一度お越しください。お待ちしております。




